野球本紹介

『野球小僧』はギャラが安いため、お世話になった人々の本をここで紹介することによって、ギャラの安さを多少カバー(!?)させてもらいたいと思います(笑)。もちろん内容は抜群です。騙されたつもりで買ってみて下さい。



 『怪物伝説 松井秀喜』
 1400円+税
 戸部良也
 発行/北國新聞社
 お問い合わせ/076-260-3587(出版部)


 ついにメジャー移籍が決定した松井秀喜。松井と同じ、石川県能美郡根上町出身の戸部良也氏が『月刊北國アクタス』誌に連載していた貴重な記事等を、加筆・再編集した本がこれだ。
 スーパースター・松井秀喜の幼少期、中学時代、高校時代、プロでの活躍と苦悩が、松井本人はもとより、松井の身近にいた人々の口から語られている。飽きるほど松井の記事を目にした後だからこそ、ノンフィクション作家・戸部良也氏の丁寧な取材ぶりが光る。最後の項の「それにしても、すごい男になったものだ」という一文は、松井を見続けてきた戸部氏だからこそ書けるのだろう。
 地元・石川県では、発売直後から大きな話題となった本だそうだ。




 『瀬戸内スポーツ紀行』
 1333円+税
 二宮清純
 発行/株式会社アスリート
 お問い合わせ/082-511-7878


 スポーツライター・二宮清純氏の出身地は四国・愛媛県。瀬戸内海を挟む広島のスポーツを積極的に採り上げている雑誌『アスリートマガジン』での記事を中心にまとめられた本だ。
 カープ関連の記事が多いが、サッカーやアジア大会の話題も書かれている。共通した特徴は「視点の中心に広島がある」ということ。二宮氏があからさまにカープファンを標榜しているのが、なんだか微笑ましくもある。




 『増補改訂版 甲子園出場を目指すならコノ高校!』
 1400円+税
 手束仁
 発行/駿台曜曜社
 内容に関するご意見など/zentsu@mb.neweb.ne.jp


 昨年発行された『甲子園出場を目指すならコノ高校!』からバージョンアップした本書。
 「全国野球エリート選手集合校型」「野球留学生推奨強化型」「地域密着公立普通科型」など14グループに分けられた収録校数は、前回の倍以上の452校となった。純粋な学校案内というよりは、自他共に認める高校野球マニアの著者・手束仁氏の趣味全開といった内容。各校の甲子園での戦績、ここ数年の趨勢など、高校野球ファンにはたまらないだろう。




 『プロ野球英雄伝説』
 667円+税
 戸部良也
 発行/講談社
 お問い合わせ/03-5395-5817(販売部)


 台湾、韓国、キューバ野球の大家として弊誌でも健筆を揮っている戸部良也氏が、34年間というスポーツ記者生活の間に取材したプロ野球選手たち。
 「長嶋以前」の川上哲治、千葉茂から、「日本人メジャーリーガー」として、村上雅則、イチロー、新庄剛志……。その中から52人を選んでまとめた本だ。時代背景を明らかにしたエピソード中心で、読み物として楽しめる。球歴、受賞歴が掲載されているのも嬉しい。




 『上原の悔し涙に何を見た』
 476円+税
 宇佐美徹也
 発行/文藝春秋
 お問い合わせ/03-3265-1211


 「プロ野球記録の神様」と称される宇佐美徹也氏の短編集。オールスターでの打者・王貞治vs捕手・野村克也の対戦成績に見えた“月見草”野村の執念。ONの新たな一面を提示した衝撃的な記録「王貞治と長嶋茂雄の見逃し三振比率」……。
 「記録から選手が見える」ということを、わかりやすく示している本だ。また、日本プロ野球を心から愛する宇佐美氏は、プロ野球における真の記録を問い続けて発言を続けている。意図的な記録作りのために選手起用をする監督には、「やめていただきたい」とお願いの手紙を送るという熱さには、尊敬の念を抱かずにいられない。




 『明治五年のプレーボール
  初めて日本に野球を伝えた男――ウィルソン』

 1300円+税
 佐山和夫
 発行/NHK出版
 お問い合わせ/03-3780-3339(販売担当)


 日本に野球を伝えたといわれるホーレス・ウィルソン(1843〜1927年)とは、どんな人物だったのか――。
 アメリカ野球学会会員にして英語に堪能な作家・佐山和夫氏は、日本野球の大恩人について調べ始めた。予想以上に困難な資料探し、ウィルソンと同時代に日本に野球をもたらしてくれた人々の存在、アメリカ・メイン州まで飛んで、ウィルソンの血縁関係者と会うことができた喜び……。「迫真のルポルタージュ」というキャッチ文は、決して大げさではない。佐山氏もまた野球に憑かれた男なのだと、改めて感じさせられるだろう。




 『小関順二の「だから野球観戦はやめられない!」』
 1500円+税
 小関順二
 発行/インターメディア出版
 お問い合わせ/03-5366-1851(代表)


 2000年からインターネット界に進出した小関順二氏。msnスポーツチャンネル『野球小僧の独り言』、so-net『ベースボールジャンキー』(=2002年3月31日で終了)という2本の野球コラムの連載のうち、2002年度の1年間に書き綴ったコラムをまとめたのが、この本だ。
 高校野球の練習試合から、プロ野球界のあり方まで。今回も幅広い視点を持って飛び回りながら、感動したり憤ったり……。素のままの小関氏が表れた文章の、集大成ともいえる。なお、2000年4月から2001年3月に書かれた野球コラムは『快感と狂気の野球観戦』(インターメディア出版)としてまとめられている。




 『負けたらあかん! 野球人ブチの反撃』
 1500円+税
 南渕時高
 発行/星雲社
 お問い合わせ/06-6991-2378(株式会社アスク)


 天理高校→青山学院大学→東芝とアマチュア野球界の名門チームを渡り歩き、プロ野球の世界では「14打席連続出塁」という日本記録を樹立した、小兵選手・南渕時高氏。
 自らの野球経験から得たこと、引退した後に遭遇した事件などを、語るような文体で書いている。自分の弱い部分、惨めな部分をさらけ出した上で「負けたらあかん!」と力説。野球をプレーする人もしない人も元気になれる、そんなアドバイスが満載だ。




 『もうひとつのフィールド・オブ・ドリームス』
 1300円+税
 中村素至
 新風舎刊
 お問い合せ/03-5775-5040


 サブタイトルは『伝説のエース小川健太郎物語』。全盛期の巨人軍・王貞治氏に「背面投げ」で挑んだ故・小川健太郎投手の物語だ。
 伝説の「背面投げ」の真実を丁寧に検証していく第1章。プロ野球→社会人野球→軟式野球→準硬式野球…と8年ものブランクを経て、29歳で再びプロ入りするまでを綴る第2章。プロ入り後の活躍と、「オートレース不正事件」で球界を永久追放され、亡くなるまでを描いた第3章。生前の本人はもちろん、数多くの関係者への丹念な取材により、新たな小川健太郎像を確立させたと言っていい。




 『すべて世は事もなし』
 1500円+税
 永沢光雄
 筑摩書房刊
 お問い合せ/048-651-0053(筑摩書房サービスセンター)


 本誌創刊号から執筆いただいている作家・永沢光雄氏初の短編小説集が出ました!
 妻を寝取られた近鉄ファンの刑事、SMの「女王様」に翻弄されるフリーライター、レズビアンの世界に憧れる田舎町の少女……。どこか哀しくて、心がほっこりするような永沢ワールドを一冊まるごと堪能して下さい。本誌7号に掲載された『嗚呼、栄冠は君に輝く!』(初出は『ちくま』2000年5月号)も収録されています。




 『甲子園出場を目指すならコノ高校!』
 1300円+税
 手束仁
 発行/駿台曜曜社
 お問い合せ/zentsu@mb.neweb.ne.jp


 高校野球ファンを自認する手束仁氏の筆による、全国の野球強豪校200校の沿革と野球環境を解説した本。各高校を地域別ではなく、「大規模完全スポーツ強化校型」「地域少年野球エリート集合型」「大学付属系列型」「地域密着公立普通科校型」など14のタイプに分けているのが大きな特徴だ。 「甲子園出場、あるいは将来のプロ野球選手までを見据えて、高校野球を一生懸命にやりたいという人や、やらせてあげたいという親御さんに向けて、高校選びに際しての的確な情報を提供します」というのが著者からのメッセージ。進学ガイドとして活用できるばかりでなく、高校野球ファンの情報源としても楽しめる。




 『もうひとつの「江夏の21球」』
 1500円+税
 佐野正幸
 新風舎刊
 お問い合せ/03-5775-5040


 「江夏の21球」であまりにも有名になった1979年、広島対近鉄の日本シリーズ。近鉄応援団長にして作家の佐野正幸氏が描くシリーズは、自らが立っていた応援席からと、当時、近鉄百貨店社員だった身での視点が非常に新鮮だ。西本幸雄監督(当時)との交流が厚い佐野氏ならではの裏舞台の描写も必読。この一冊をもって、『1988年10.19の真実』『嗚呼! 1989 G線上のバリア』と合わせた、「近鉄無念の三部作」(こういうタイトルをつけなければならないこと自体、佐野氏にとって無念だそうだが…)が完結となる。




 『優勝祈願 山本功児監督と千葉ロッテマリーンズ』
 1400円+税
 村上玄一
 廣済堂出版刊
 お問い合せ/03-3538-7212


 山本功児監督の現役時代からファンで、千葉ロッテマリーンズファンクラブ会員でもある著者が、2000年の千葉ロッテマリーンズを丹念に綴った作品。日記形式ではあるが、単調に試合結果を追うだけにとどまらず、選手の分析、球界のトピックなどを取り入れていて飽きさせない。スポーツ新聞や世に出回っている書籍などから得た情報を、自分なりにかみ砕いて取り入れるという手法も好感が持てる。




 『やくみつるの大珍宝』
 1300円+税
 やくみつる
 日刊スポーツ出版社刊
 お問い合せ/03-3546-5711


 漫画家・やくみつる氏が、夫人とともに集めまくったお宝の一部を披露! 「野球グッズは不滅です」の章では、<長嶋茂雄水筒><西澤道夫のお面><城之内邦雄、新人王記念ビアマグ>といった珍品から、<松井秀喜自損事故のリア・ウインドウ片>まで、なんとも形容しがたいお宝の写真が多数掲載されている。野球グッズ以外も、<大相撲・水戸泉の塩><キムタクの毛髪>など凄まじい種類と点数を誇るコレクション! 特に、女子アナ・ウォッチャーの氏による「女子アナもの」は、そこまでやるか…!と感心すること間違いなし。やく氏本人によるコメントで面白さ倍増!




 『試合のない時に読む野球の本』
 2000円+税
 牧啓夫 他
 自費出版グループ 八川社刊
 お問い合せ/八川社


 中心的著者(牧啓夫さん)自身、『牧啓夫の野球記録研究所』なるサイトを開設しており、野球の記録には並々ならぬ思い入れがある。その溢れる思いを一冊にした作品。複数の著者がいて、記録の他には、プロ野球の契約、歴史などが題材となっている。

 (購入方法)
●インターネットの場合
楽天市場ブッキング店、原石社のコーナーで注文。
●書店の場合
ISBN4-8354-7029-X、ブッキングのPOD、『試合のない時に読む野球の本』と指定して注文。




 『ねじれた白球』
 1500円+税
 佐野正幸
 発売/星雲社、発行/愛知出版
 お問い合せ/03-5358-5095(愛知出版)


 『1988年10・19の真実』、『嗚呼! 1989年 G戦上のバリア』(ともに新風舎)で話題を集めた元近鉄応援団長の著者が、団塊世代の野球ファンに贈る自身初の書き下ろし小説。華やかなプロ野球世界の裏側にある厳しい現実主義社会。そこに生きる人たちを、プロ野球のウラ事情を通じ、ドキュメンタリータッチで追っている。著者が人生の応援団長となって生き方を指南する一球入魂の力作。「ジャガーの眼に涙が光る」など全四編収録。




 『快感と狂気の野球観戦』
 1400円+税
 小関順二
 インターメディア出版刊
 お問い合せ/03-5366-1851(代表)


 「非電脳人間」を自称する小関順二氏が、マイクロソフトとso-netのホームページ上で野球コラム連載を開始したのは2000年のこと。それをまとめたのがこの本だ。スポーツ新聞に名前が出たこともないようなアマチュア選手から、プロ野球のスター選手、そして、野球界の制度改革案…。幅広いトピックを「野球」に集約して一つの土俵で語ることができる。そんな小関氏の持ち味が生きた1冊となっている。あとがきの「僕は日記を書くような感覚でその1週間の中で見たことや感じたことを書いてきた。……読み返してみて手前味噌だが非常に面白かった」という言葉が、決して嫌味に思えなかった。なお、表紙カバーに使われているのは小関氏宅の飼い猫。小関氏は一部ではよく知られた愛猫家なのだ。




 『2001年版 プロ野球 問題だらけの12球団』
 1400円+税
 小関順二
 草思社刊
 お問い合せ/03-3470-6565(営業部)


 ドラフトという観点からプロ野球12球団の分析を行って話題となった、『プロ野球 問題だらけの12球団』の続編。といっても単なる続編ではなく、今回は選手の技術に重点を置いてチーム分析を試みている。また、「2001年のプロ野球界の大問題」の章では、「パ・リーグの危機――本当か嘘か」「プロ野球衰退の未来をシミュレーションすると」「悪人をさらに作り出す高校生の逆指名」など、興味深いテーマに対する小関氏のキッパリとした主張を読むことができる。




 『岩田鉄五郎204勝404敗8S』
 1400+税
 豊福きこう
 発行:メディアワークス、発売:角川書店
 お問い合せ/03-5281-5248(メディアワークス)


 『水原勇気0勝3敗11S』で「マンガ・データ主義」を打ち出した著者が、同じく水島新司氏の作品『野球狂の詩』の、岩田鉄五郎と東京メッツを分析した作品。『野球狂の詩・平成編』『野球狂の詩2000』という新たな作品も網羅した、正に完全版だ。巻末に「観客動員と試合時間の記録」「安打の記録」など、記録別の索引を設けたのが秀逸。水島氏の許諾による多数のカットや「東京メッツ主要選手名鑑」は、ファンには涙モノに違いない。




 『野球に憑かれた男』
 1300円+税
 岡 邦行
 報知新聞社刊
 お問い合せ/03-5479-1285


 第3回報知ドキュメント大賞受賞作『「鈴木野球」−野球に憑かれた男』を加筆訂正し、書き下ろした“野球教本”。青森商高、日大藤沢高の監督を歴任後、現在母校の日本大学野球部を率いる鈴木博識(ひろし)監督に著者が長く密着し、その野球観を余すところなく表現した一冊で、野球愛好本としてはもちろん、指導書としても十分に通じる内容。特に監督やコーチを務める人に強く推めたい傑作である。





 『熱将 星野仙一』
 1400円+税
 戸部 良也
 KTC中央出版刊
 お問い合せ/052-203-0555
       03-3342-0550


 中日・星野仙一監督の、燃えて勝つ魅力を綴った一冊。野球少年時代から、プロ入りまでの出会いや挫折、打倒巨人に燃えた現役時代、2度目の監督就任受諾までの葛藤、そして昨年の快進撃という新しい話題まで、人間星野の魅力に迫った作品。著者は、星野監督と旧知の間柄である戸部良也氏。『遥かなる甲子園』などの作品でも知られ、日米はもちろん、韓国や台湾、中南米にいたるまで、世界の野球事情に精通する文筆家だ。




 『宇佐美徹也の記録巨人軍65年』
 1600円+税
 宇佐美 徹也
 説話社刊
 お問い合せ/03-3204-3221(代)


 記録の神様・宇佐美徹也氏が、記録という観点で、巨人軍とプロ野球の歴史を振り返る。昭和9年の日米野球から、上原の快投に沸いた平成11年まで、スコアカードとデータを多数収録。巨人軍だけでなく、対戦チームの情報も満載。何といっても、選手名にルビがついているのが親切だ。選手名だけでなく、「失策」に「エラー」、「完封」に「シャットアウト」、「一、二番」に「リードオフマン」というルビがあるのは、宇佐美氏のこだわりだろうか?




 『パソコンが野球を変える!』
 1600円+税
 片山 宗臣
 講談社刊
 お問い合せ/03-5395-3521(出版部)
       03-5395-3626(販売部)


 野球界を席巻しているデータ集団「アソボウズ」の創設者であり、現代表の片山宗臣氏が、データ野球について存分に語った1冊。データ野球というと、人間味のないものを想像しがちだが、片山氏は「データを生かすも殺すも『人』次第」と言い切る。具体例として掲載されている、現役プロ野球選手16人のデータと分析には、唸ること間違いなし。「データの面白さ、技術面からの追求」という、野球観戦の新視点に、目からウロコが落ちるかも。


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 『野球はなぜ人を夢中にさせるのか』
 1600円+税
 佐山 和夫
 河出書房新社刊
 お問い合せ/03-3404-1201(営業)
       03-3404-8611(編集)


 「野球の父」といわれるアレグザンダー・ジョイ・カートライト・ジュニアについて書かれた『野球とクジラ』をはじめ、アメリカ野球に関わる多数の著書を発表している佐山和夫氏の新作。本書ではベースボールのルーツを探究するため、幾度もイギリスに赴き、そのルーツたる競技を実際に体験した著者の意欲が感じられる。野球のルーツはイギリスで、しかも女性のスポーツだったという発見には驚く。ベースボールというスポーツの不思議さ、奥深さを改めて知らされる一冊。




 『ポチ&コウの野球旅』
 1200円+税
 絵/ワタナベ・コウ
 文/ツルシ カズヒコ
 発行/(株)ビー・アール・サーカス
 発売/(株)そしえて
 お問い合せ/03-3234-4761(ビー・アール・サーカス)


 会社を辞めた44歳の夫とイラストレーターの妻が、野球を見る旅に出た。青森から鹿児島まで、普通列車を乗り継ぎ、立ち食いソバと駅弁を食べながらの日本全国40数ケ所野球場巡り。夏……28年ぶりに母校の試合を見た夫は、静かに人生を振り返る。人生は一度きり……好きなことをしよう。旅の先々で見つけたおいしいもの情報やイラストマップなども盛り込み、マンガとコラムで綴るホノボノ野球観戦紀行。


ポチ&コウのHPはココをクリック!




 『嗚呼! 1989日本シリーズ対巨人戦の悲劇G戦上のバリア』
 1500円+税
 佐野 正幸
 新風舎刊
 お問い合せ/03-3451-6893(本社)
       042-322-8207(編集・営業)


 大阪近鉄の内野応援団長である佐野氏の「大阪近鉄バファローズ悲劇の3部作」・『1988年10.19の真実』(新風舎)に続く第2弾! 今作は加藤哲郎の「巨人はロッテよりも弱い」発言で、野球ファンにも強く記憶に残っている1989年の日本シリーズ・巨人戦を内野席から見ていた視線で綴っている。もともと阪急ファンだった佐野氏の大阪近鉄応援人生は西本幸雄氏との出会いがきっかけだ。佐野氏の野球によるたくさんの出会いが深く心に残る。


 佐野氏のHPはココをクリック!




 『甲子園への助走』
 1200円+税
 手束 仁
 オーシャンライフ株式会社刊
 お問い合せ/03-3562-2261


 自らを「野球オヤジ」と称する著者の、野球への思いをぶつけた一冊。少年野球と高校野球、その実態を知るために、少年野球指導者へのインタビューを敢行したのは出色だ。また、高校での「野球留学」や高校球児の進路選択についてなど、今後の高校野球、日本の野球界について考えさせられる。『熱中!甲子園』を手がけた著者の熱い気持ちが、淡々とした筆の中に見えてくる。





 『ボクの神様〜心に残るトラ戦士』
 1000円+税
 松村 邦洋
 (株)リベロ刊
 お問い合せ/03-3666-4311

 お笑い芸人で阪神ファンの松村邦洋が思い入れのある阪神タイガースの選手を一枚一枚描き、想いを綴った画集。村山実、田淵幸一、掛布雅之、岡田彰布から現役の新庄剛志、藪恵壹、星野伸之、田中秀太などOB〜現役含めて総勢50人を独特のタッチで描いている。背番号3の江川卓が含まれているところなんかが面白い。絵はどれも選手の特徴がよく表されている。