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■酔田振男の酔いどれ前のひとりごと■

〜『酔いどれオマージュ』をなんとなく書いた男の、ちょっとだけマジメなひとりごと…〜

vol.70 重箱のスミ〜2006年1月号


★ワールド・ボクシング


 
○ 渡嘉敷勝男と4度戦ったルペ・マデラの悲報があった。事故死とあるだけで詳細不明。それにしても、メキシコは世界チャンピオンが非業の最期をとげる国という印象だ。

○ 編集デスク覧で「WBC」に触れている。“ワールド・ベースボール・クラシック”の略だが、我々の常識では世界ボクシング評議会のこと。

 そうなんだよね。野球選手の写真が載っているわきでWBCの文字があって、ボクシングと野球がどうかしたかって思い込んで記事を読みかける。似たようなことで、たとえばアリとかロベルトとかゴメスとかの人名があると、ついついボクサーだと思ってしまう。

 オスカーっていったら、アカデミー賞じゃなくてデラ・ホーヤでしょ。

 いつだったかなあ、会社で先輩が昨晩テレビでボクシングやってたなあ、見たかいって言われて、あわてたことがある。

「きのうボクシングやってましたか」
「ああ」
「何チャンネルで何時からやってましたか」
「よくわかんねえけど10時くらいじゃなかったかなあ。10chか12chだったと思うよ。おれは見なかったけどテレビ番組に載ってたぞ、知らなかったの」
「テレビ番組はいつも見てるつもりなんですけど、ほんとにやってましたか」
「やってたよ」

 仕事もどこかうわの空で、帰宅して確かめたら、あほ、ボクシングじゃなくてボウリングだった。なーんだと思う半面、よかったと思った。

★ボクシング・マガジン


 
○「一撃必倒」でマービン・ハグラーを取り上げている。リングをおりてなお光彩を放つボクサーだ。なによりその動きの形がいいというのが第一印象。細かいことは記事にゆずるが、そのハグラーのビデオがほとんど見られないという現状にはがっかり。どの試合がよかったと言われてもビデオが見られないんじゃ、興味あるファンは歯がゆいばかりだろう。

○ 愛読している「アーロン・プライアー物語」は、前月今月は亀田昭雄が登場。懐かしいなあ。プライアーの試合ビデオは当時、可能な限りリング・ジャパンからダビングサービスを受けた。

 プライアーって、なんていうかなあ、自分が知るかぎり、もっとも破天荒で劇画風なボクサーだった。めちゃくちゃなんだけど芯があって正統なのか異端なのか分からなくて、まあとにかくハチャメチャ。なんだけどやっぱり筋が通ってるところがあるようで、面白い試合をたくさん作ったボクサーでした。

○「編集部から」で亀田興毅の試合後のサービスをほめている。演出やサービスに工夫が必要な時代だと書いてある。そうなんだよねえ。試合だけがよければいいという時代は終わったのかもしれないなあ。

[2006/01/10 記]



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