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まともには当らなくても、「こんなことをおれの前でやりやがってこのバカたれがっ」、てゆう感じだよね、そーんで相手が打ってくるんだよ、ほいで揉みあいになって打ちあいになって、おれが1ポイント勝ったんだよ。
でもね、も1回やれば勝てるんじゃないかなって思ってさ、女房とね、一応、もうやめるからよって。だけどもよ、勝てるって気持があるからよ、よーし、やるって言ったら、女房がね、「お父さん、やんないって言いましたよ、今度やるんだったら出ていきますからね」って言うんだよ。
おれ、びっくりしてよ、なに言ってんだよこの野郎、おれの宝もんだからあの野郎、でへへ、出ていかれたら困っちゃうよ、ほんで分ったとは言ったけども、試合キャンセルになっちゃうからね、だから、やるーぅって言った、『出ていくーぅ』って、おー、出ていけって、かっこいいね、出ていけーって、へへへ。
出てけこの野郎、そしたら、じーっと目ぇ見るんだよ、笑うんだよ、とほほ、どしたの、『お父さんのことだから、やるったらやる人だからやると思ったけど、なんとか阻止しようと思ったんだけどだめなのね』って言やがるの。早く言えこの野郎、やっぱりおれのことを考えてくれる女房だからだよね、でへへ。
輪島功一さん、あなたほどカッコ悪くてカッコよくて、驕らないボクサーを僕は知りません。
[2004/11/10 記]