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原田、勝ってたなあ。
原田といえば、三階級奪っていたと語り草になっているジョニー・ファメション戦があるが、あれよりも明白に、このキングピッチ戦は勝ちだなあ。審判への圧力があったね、どうも。KO以外は原田に勝ちはないと決まっていた試合、そんな臭いがした。
世界戦ともなれば裏工作が囁かれて、疑惑のタイトルマッチなんてことはよく聞く。ぶっちゃけ、ある。一服盛ったり、不利な環境のご提供だったり、色仕掛けやら買収やら。レフェリングひとつ見てても露骨にわかることがある。クリーンに正々堂々とやってもらうのがいちばんなんだが、金や名誉がぶらさがると、それができないのが人間なんだろね。
ボクシングだけが特別汚い面があるわけじゃない。まわりを見れば、ほら、いるでしょう、ずるい奴、卑怯な奴、無責任な奴、意地悪な奴、薄情な奴、腹黒い奴、嘘つきな奴、移り気な奴、裏表の激しい奴、調子のいい奴、厚かましい奴、えーと、あと、自分のことは棚にあげる奴、仕事してるふりしてサボったり人の邪魔したりする奴、それから、そうだな、今ざっとまわりを見ながら書いてるところなんだが、鏡ばりの部屋にいると、いやな奴いっぱいいるなあ。
何を言おうとしてたのか、そうそう、つまり人間というのは、なんてことじゃなくて、ウザイだろそんなこと(ウザイってどういうことなのか実はよく知らないが)。
『原田×キングピッチ・2』がどういう試合だったのか確認できてよかったということ。とりわけ、原田がリズムを刻んで戦っていたことが嬉しい。記録では原田はキングピッチ・2で「●」になっているが、これからは自分の中では「○」になったということ。試合だけでなく当時のいろいろな様子が垣間見られて面白かったということ。
しかしなあ、原田陣営、さぞや悔しい思いをしただろうなあ。その後に来るジョフレ戦の栄光が無念をはらしてくれたのかもしれないが、でもそれはあとからの辻褄あわせだし、もしも1回きりのチャンスに不条理がはたらいたら…なんてことも以前は考えたが、たぶん、女神はちゃんと見てる。かなり気まぐれだが、好いた者へはふいに微笑む癖がある。
だからってわけじゃないが、世の中、悲運はくさるほどあるが、ほんとの悲運なんてどのくらいあるんだろ、いくらもありゃしないと割り切ったほうがいい。やっぱりウザイね。
ちなみに『原田×キングピッチ・2』はスカパーで見た。今後、原田の全世界戦を流すらしい。スカパー入れたことがようやく報われた。
次元低いけど、やっぱり女神はちゃんと見ていた。
[2004/03/03 記]