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■“あたし”のボクシング 〜ウエキョンの女子ボクシングレポート〜■

vol.3 アマチュア選手を育てる、女性専用ジム

 アマチュア女子ボクシング。5年後の北京オリンピックでは正式種目になる可能性が高く、日本では2001年に文部科学省がを正式にスポーツ競技として承認した。女子初の全日本大会が今年3月に行われたりと、着々とアマの女子ボクサー数も増加中。


会長:橋本直美(はしもと・なおみ)
約15年前、元世界フライ級チャンピオンの小林光二氏が開いた「女性のボクシング教室」に参加以来、その魅力のとりこになり、白井具志堅スポーツジムで女性専用フロアのチーフを務め、古口ジムでは自ら試合にも出場。指導のイロハも古口哲会長より直々に受ける。試合は2試合(2戦1勝1敗)しかできなかったが、1試合は当時の大阪ナンバーワンの選手に僅差判定勝ち、もう1試合は現世界チャンピオン、ライカ選手のデビュー戦。判定(2-1)で負け。
 そんな中、女性専門のボクシングジムとして数々のアマチュア選手を育てているワイルドハートスポーツジム。会長の橋本直美さんに話を伺いました。

−−ジムはいつオープンなさいましたか? そのいきさつは?
「1998年8月1日で、今年で丸5年になります。現在約90名の会員がいます。女性がまだボクシングジムでは珍しく、男性優先のジムではなかなかのびのびと練習ができるスペースがなかったため何とかそんなスペースを確保できないかと…。その頃、兵庫の原千恵さんが女性のスパーリング大会を開催され、競技としての女子ボクシングが産声を上げました」

−−これからの野心や、今まで苦労してきたこと等教えてください。
「野心は、強くしたいと思う選手が、試合に勝てればそれが一番幸せですね。苦労は、うちのジムはボクシングが生活の全てではない人が多いですから、それ故無理なことが言えなくて、その辺で『頼むよ! 今スパーやらないと…』って言う気持ちになることはかなりあります…。普通のジムでは考えられないですねきっと。あとはやはり女子だけなので、見本がなかなかいないことです。いろんな人に来て頂いて、動きの見本を見せるようにしないと、なかなか上達しませんよね」

−−始めから選手になろうと入ってくる方は何割くらいいるのでしょう? 違う目的で始めた方が、試合をやりたいと思うようになるきっかけは?
「選手になりたいと思う人は、5%くらいでしょうか…。ただ意外なことに選手になりたいと言って入会した人は半数以上やめていきます。思いのほか練習が厳しかったり、理想どおりにできなかったりと、長続きしてませんね。残りの95%の人が、減量や体力づくりで入会されますが、ジム内でスパーリングを見たり、実際厳しい練習を頑張っている選手を見て自分もチャレンジしたいと思う人が多いようです」

−−大会にも多くの選手を輩出されてますが、その理由は?
「試合で頑張れるのは、ハートがあるからです。本人のハートはもちろんですが、支えるまわりのハートが最高にいいですね」

−−女性専用のメリット、デメリットは?
「メリットは、気兼ねなく練習のできること。練習面で男子のプロにはスペースの問題などで気を使いますし。やはりデメリットは、男子の動きが見られないことです。そのスピード、体の使い方…勉強になりますので」

−−女性のボクシング人気ですが、何がきっかけで興味を持つ方が多いのでしょう?
「減量効果と、やはり格好よさでしょうか。護身の術(すべ)としても興味があるようですね」

「ワイルドハートは、各自の目的に応じて対応可能な超真面目なボクシングジムです。練習ガンガン! そしてOFFは楽しく!」ということで、興味のある方はぜひ訪ねてみてくださーい。

 10月26日のスパー大会は、女性は誰でもエントりーOKということで、スパ相手を捜している人は参加してみるといいのでは。

[2003.9.2 記]


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