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〜時には取材者のように!?・海外ファイト[ビデオ]観戦記〜
写真協力:山田 純夫 ◇ photo by Sumio Yamada
=October 2, 2004=
--vol.03-- Felix Trinidad vs. Ricardo Mayorga
=Madison Square Garden, New York City, NY=
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| ブランク明けとはいえ、相手はあのトリニダード。それでもマヨルガは“愛すべきバカ”ぶりをいかんなく発揮! |
なぜかこっちを見ている。 彼らは近づいてきて声をかけてきた。
「どちらへ行かれますか?」
なんとなく不愉快だったが、家に帰るのだとふつうに答えると、家はどこだと聞いてくる。それに答えたら今度は…。
「荷物を見せてください。ここだと通行人の目があるからこっちで…」と、壁際へ誘導された。
わけが分からなかったので事情を聞くと「最近、危険なものとか薬とか持っている人がいるので見回っているんです」 とのことだった。カバンからポケットまで徹底的に調べられた挙げ句、危険なものも薬も持ってないことが分かり、さらにIDを見て「お堅い会社の人」と分かると急に態度が変わった。そして解放された。
なんでこういう目に遭ったのかというと、明らかにそれは外見のせい。金髪に近い色の髪を逆立てて、黒いスーツにサンダル履き。しかも疲れた顔して歩いていたから怪しまれたのだろう。頭にきたから次の日、髪を真っ赤に染め直してやった。「また来るんだったら来やがれ」ってなもんだ。
トリニダード戦のリングに登場したマヨルガは、そのときの私と同じ髪の色だった。
このリカルド・マヨルガという選手、嫌いではない。ボクサーに限らず、端正に過ぎるよりも“破れ目”がある方が好きだ。もっともこの男はボクシングスタイルも、その立ち居振る舞いも「破れ目だらけ」ではあるが・・・。
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| 勇敢なマッチメイクで見事復帰! 再びスター街道に躍り出てきた“TITO”トリニダード |
理由はその変わらぬ「更生しなさ加減」。相変わらずの「喧嘩上等」なファイトスタイル。トリニダードを前にして、顎を突き出す愚かさ。こいつは愛すべきバカだ。
で、結果はみなさんご存じの通りトリニダードに軍配。この5月にはロナルド・ライトと闘うことも決まり、まるでブランクなんぞなかったかのような強気ロードを驀進していくようだ。
やりようによってはもう少し違った展開もあっただろうに…とも思ったが、でもあれが、ああいった負け方をしてしまうところが、マヨルガの素晴らしいところなのだろう。
一時は引退するとのコメントも聞こえてきたが、どうやらまだ現役を続けるらしい。
それでいいんだマヨルガ! まだまだ引退するには早い。最高の負けざまを追求すべく、強敵との試合をじゃんじゃんこなしてくれ!
[2005.2.17 記]