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■三好秀樹の怪遊記番外編【1】■

〜消える我が妄想〜

 最近、これでもかこれでもかと、延期や中止による妄想消滅が続いている。ボクシングに延期はつきもの(特に海外では)とはいえ、多いなぁ…。

 去年10月、佐藤修の初防衛戰を観に行ったとき、一緒だった友人と勝手に迷ってたな…。この時点で、11月23日にニカラグアのマナグアで「R・アルバレス×E・オルティス」、同じ日にブラジルでA・フレイタスの試合が重なっていて、はてどっちへ行こうかと真剣に迷ったものだった。

 この友人は別用でメキシコにも行きたがっていたこともあって、「マナグアのヒルトンホテルで待ち合わせようか」なんて国際人気取りで言ってた自分がなつかしい。

 結局どっちも行なわれることはなく、立ち消えになり、妄想以上には展開しなかった。アルバレスは指名試合をを優先、フレイタスにいたっては対戦者の名前すら上がらないままの消滅だった。

 “マナグア”という地名は、馴染みになった旅行代理店の担当者も「どこの国ですか? スペルわかりますか?」と反応するくらいの、問い合わせすらないところのようだ。行くつもりで現地の観光案内所にメールもしたのに、ガックリした。このアルバレス、9月に韓国で防衛戦をするらしい。

 2003年が明け、世界チャンピオンになったC・エルナンデスは、エルサルバドルにルーツを持つらしい。ある日ネットで海外スケジュールを見ていて、このことに気づいた。5月30日、エルサルバドルのサンサルバドルで、初防衛戰-----。先の旅行代理店の担当者、このときもすぐにはピンとこなかったようだ。そういう自分も、メキシコより南で、パナマやニカラグアよりも北…くらいの認識しかなかった。

 リューベック(ドイツ)、メンドーサ(アルゼンチン)、ハジャイ(タイ)、グダニスク(ポーランド)、ダバオ(フィリピン)、カンピオーネ・ディタリア(イタリア)…。これまでいろんな都市に行ったけど、旅行社の人もこういう客を相手にしていると、より地理に詳しくなるだろうなぁ。そんなこと考えてたら、またもや中止の報。

 このエルナンデス、10月にロサンゼルスでS・フォーブスとやるようだけど、ヤバいなぁ。負けるような気がする。そうなったらエルサルバドルへ行く機会が閉ざされちゃうよ…。

 9月13日、「デラ・ホーヤ×モズリー2」に行くつもりだけど、その前にもうひとつどこかへ行けるかな…いや行きたい…なんとしても行きたい思いで、いてもたってもいられなくなった。ここで浮かんだのが、6月28日のフィリピン・マニラでの指名試合「M・パッキャオ×J・L・バルブエナ」だった。しかしこれも二転三転の末、会場も挑戦者も変更されちまった…。

 この頃だったか、Fightnewsのスケジュールを見ていてビビッときたのが、同じ6月28日にイタリアで行なわれるという、因縁の再戦「W・ブレイスウェイト×V・カンタトーレ」だった。ただ、イタリア開催となってはいるものの、どこの都市かは未定だった。

 そして自分をあざ笑うかのように、またもやこれは流れた。が、後日改めて7月19日と発表され、イタリアのどこかで行なわれる、とのことだった。

 こんどこそと勇み、ローマ往復の航空券も予約した。ベネツィア、ナポリ、ポンペイ、カプリ島…と計画を立てたが、開催都市は相変わらず未定のまま、出発日が近づいていた。やきもきし、けっこう本気で焦り始めた出発数日前、友人から連絡が来た。「テレビ局の都合で8月4日に延期らしいよ」----。

 なんじゃ、そりゃ! 都合ってナンの都合じゃ!

 もう立ち直れん…。そう思っていたときに目についたのが、8月9日にサルディーニャ島(これまたイタリア)で行なわれるという「N・ディエッパ×A・サリツ」戦。「ブレイスウェイト×カンタトーレ」とセットで行ける! と妄想再浮上。

 いつのまにか立ち直り、予約を取り直し始めたとき…。まただ。ディエッパは“準備期間が足りない”とか言ってキャンセル。後を追うようにブレイスウェイト戦も再延期が発表された。これを書き進めているいまも進展した様子がない…。ほんとにやるのかなぁ。

 結局は9月13日のラスベガスまで、“現実”はやってこないみたいだ。

 いやまてよ。デラ・ホーヤがどっかを痛めて、なんてことにはならんよなぁ。そろそろキャンプインの頃だけど…。あ〜、なんだかイヤな予感がしてきた。

 つづく。…あ、続いちゃ困る困る。おしまい(?)。

<2003.7.25 記>


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