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■EDITORS report 〜編集取材記〜■

=2004年6月23日(水)=
【ビー・タイト!】 準決勝
真鍋 圭太 vs. 小倉 健太郎 ほか

= 東京・後楽園ホール =

 開場20分前から、蒸し暑い夜をさらに焦げつかせようと、期待を胸に列をなす人々。3階級総勢24人の国内A級ボクサーたちによるトーナメントもいよいよ準決勝を迎えた。決勝に生き残ったのは一体誰なのか?
[ Report;R. Shimoyama ◆ Photo;H. Inoue The Future of Boxing JAPAN

* * * * *


 
★フェザー級Aブロック準決勝

土居 伸久(ヨネクラ)
<判定 3-0>
矢澤 慎太郎(帝拳=日本フェザー級5位)

 「ビー・タイト!」のオープニングを飾ったこの一戦。出だしはお互いにフェイントを交えた、静かな立ち上がり。先に動いたのは矢澤。得意の右ストレートを武器に先手をとろうと、果敢に踏み込んでいった。

 矢澤の出足が好調にみえたが、徐々に土居のペースにはまっていく。巧みなサイドワークで矢澤をいなしながら、コツコツとパンチを当ててゆく土居。最後まで矢澤に決定機を与えず、土居が判定をものにした。

 採点は二人が39-38、一人が40-38。

土居は27戦16勝(6KO)7敗4分、矢澤は23戦19勝(11KO)4敗に。

勝利者インタビュー
「これが4Rじゃなかったら、矢澤君に勝てたかどうか。ここまで来たら200万とります」

* * * * *


 
★フェザー級Bブロック準決勝

竜 宮城(沖縄ワールドリング ※写真右→)
<判定3-0>
富本 慶久(国分寺サイトー=日本Sバンタム級8位)

 南からの噂の剛腕、竜宮城が登場。今日が初見だったが、それほど体に厚みがないのが意外だった。一方の富本はアマ経験豊富なサウスポーのテクニシャン。序盤、スピードに上回る富本が動きながら右フック、左ストレートを好打。

 2R中盤、宮城の左フックが富本の右耳あたりを捉えると、一転打ち合いへ。両者一歩も退かずに終了のゴングが鳴った。難しい判定だったが、より多くのダメージを相手に刻んだ宮城が勝利をたぐり寄せた。

 採点は三人とも39-38で宮城。

 宮城は11戦10勝(8KO)1分、富本は15戦10勝(5KO)4敗1分に。

勝利者インタビュー
「運良く勝つことができました。次も良い試合を見せたいと思います」

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★ライト級Aブロック準決勝

松信 秀和(宮田=日本Sフェザー級7位 ※写真右→)
<判定 2-1>
橋浦 憲一(帝拳)

 両者のディフェンスの差が明暗をわけた。松信は左ボディから左フックへの返しなど、左の使い方が上手く、パンチの緩急も自在。34戦のキャリアを誇る、さすがは歴戦の勇士だ。

 正面衝突を目論む橋浦を受け止めながら、頭の位置を巧みにずらしてパンチをもらわない。逆に自身のパンチは的確にヒットさせ、前進を続ける橋浦の顔はみるみると赤くなる。試合後の両者の顔を見れば、勝敗は明らかに思えたが…。

 採点は二人が39-38で松信、一人が39-38で橋浦。

 松信は35戦27勝(18KO)7敗1分、橋浦は26戦19勝(4KO)6敗1分に。

勝利者インタビュー
「KOできなくてすみませんでした。決勝はどっちが上がってきてもパンチのある相手なので、是非KOしたい」

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★ライト級Bブロック準決勝

真鍋 圭太(石川=日本Sフェザー級2位 ※写真左→)
<1R1分42秒 KO>
小倉 健太郎(ワタナベ)

 “KOセンセーション”真鍋が豪快なKOを演出。試合開始と同時の連打で会場を沸せた後、一回ギアをダウンさせて、右ストレートからの返しの左フックを打ち抜いた。小倉は失神でしばらく起き上がれず。

 真鍋は20戦19勝(17KO)1敗、小倉は12戦6勝(5KO)5敗1分に。

勝利者インタビュー
「今日は1RKO狙ってたんで、予定通りいって良かった。この大会はオレのためにある。優勝して当然と思ってます」

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★ウェルター級Aブロック準決勝

笠木 康人(ワタナベ ※写真左→)
<ドロー 優勢点により笠木が決勝進出>
渡辺 浩三(斎田)

 16勝(15KO)と10勝(7KO)のパンチャー対決。激しい倒し合いになるかと思いきや、渡辺は足を使って勝負。笠木はじっくりとプレッシャーをかけ、手数よりも一発にかける。

 しなやかに伸びるジャブを間断なく突き、リングを広くサークリングする渡辺のアウトボックスは上質だ。一発が欲しい笠木が逆にぐらつく場面も見られた。常にプレッシャーをかけ続けた笠木か、それをさばき切った渡辺か。判定は分かれるところだが、試合全体を支配していたのは渡辺だったように思える。

 採点は一人が39-38で笠木、一人が38-38で優勢点は渡辺、もう一人が38-38で優勢点は笠木。よって、笠木が決勝に駒を進めた。

 笠木は25戦16勝(15KO)7敗2分、渡辺は13戦10勝(7KO)2敗1分に。

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★ウェルター級Bブロック準決勝

日高 和彦(新日本木村=日本Sウェルター級4位)
<判定 3-0>
永瀬 輝男(ヨネクラ=元日本ウェルター級チャンピオン、日本同級10位)

 サウスポー日高はフットワークを使いながらも、アグレッシブな攻め。とはいっても、自分から打ち込むときは単発のブローが多く、いっても2発まで。永瀬の打ち終わり時にはすばやい連打、と作戦を練っていたようだ。

 永瀬はパンチを浴びならもしぶとく前進を続けるが、4Rに入り、左カウンターでダウン。ダメージはなく、その後、勝負をかけた猛攻を見せる。日高は最後に危うい感があったものの、なんとかしのぎ判定勝利。

 採点は二人が40-36、もう一人が40-37で日高。

 日高は22戦18勝(12KO)4敗、永瀬は31戦22勝(12KO)7敗2分に。

勝利者インタビュー
「僕がボクシングをやってる理由は、温かく応援してくれる皆さんのためです。どうもありがとうございました」

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▼前座カード

第5試合/ウェルター級4回戦・東日本新人王予選

荒井 操(草加有澤)
<1R2分50秒 TKO>
柴田 明雄(ワタナベ)

 ラッシングファイトを仕掛けた荒井が勝利をつかむ。荒井はパワー、耐久力を秘める。

 荒井は3戦2勝(2KO)1敗、柴田は4戦3勝(2KO)1敗に。

* * * * *

第4試合/ライト級4回戦


 
加藤 喜孝(角海老宝石)
<判定 3-0>
関 泰士(船橋ドラゴン)

 共にデビュー戦。のらりくらりの関を加藤がパワーで圧倒。加藤はパンチあるが、ジャブが少ない。

 採点は40-37が二人、39-37が一人。

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第3試合/ウェルター級4回戦

山田 勇太(沼田)
<判定 3-0>
秋山 尭孝(新松戸高橋)

 共にデビュー戦。クリンチの多い試合となったが、馬力に優る山田が押し勝つ。

 採点は40-37が二人、39-38が一人。

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第2試合/スーパーバンタム級4回戦

渡辺 才一(船橋ドラゴン)
<4R59秒 TKO>
奥山 慶明(T&T)

 共にデビュー戦。フットワークの早い渡辺がペースをつかむ。パンチのタイミングも良かった。

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第1試合/バンタム級4回戦

小松 魔虎斗(輪島スポーツ)
<判定 3-0>
原田 雅規(花形)

 攻め続けた小松が右を上手く当てて勝利。原田は手数が少なかった。

 採点は40-37が二人、40-38が一人。

 

[2004.6.24 記]



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